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親子共に「欲、生きる」ために


皆さんこんにちは!
今回は、YOKU STUDIOの療育部門から、お話をさせていただければと思います。

内容は、YOKUSTUDIOで行っていきたい療育について、もう少し深掘りしていきます。
どうぞお付き合いください!



親から子への欲望の転移とは?



YOKUSTUDIOでの療育では、お子様も保護者様にも互いに「欲、生きる」ことが出来るようお手伝いをさせていただければと思っています。 そのためにお子様に働きかけるのはもちろん、まず最初はお子様の養育者である親御様にアプローチしていこうと思っています。


なぜ親御様からかというと、親御様ご自身の価値観や、経験則、成功体験を元に、なって欲しい人物像や理想をお子様に重ねて考えてしまっていることがあるからです。


そして、その理想をお子様が受け取って自分の理想と思ってしまうこともあります。

これを私たちは「欲望の転移」と呼んでいます。


子育てをしていると、自分の気持ちや希望をお子様に重ねて期待してしまう事はままあると思います。

たとえば、親御様ご自身が子どもの頃、テストで100点と30点、両方取った経験があるとします。 100点の時には先生や友達、両親から褒められて自分も嬉しかった、勉強をたくさんして努力が実った、と感じた経験をしました。 30点の時には周りから褒められる事はなくむしろ怒られて、自分自身でも、もっと勉強しておけば良かった、と思い悔しく思った経験があったとします。

この場合、「テストの点数が高い方が周りも褒めてくれるし自分も嬉しい」「たくさん勉強した方が高い点数が取れる」という感じる経験をしたことになると思います。

いわゆる、100点を取った事は成功体験に、30点は失敗体験になったと、一般的にはなりますよね。

親御様にこういった経験があれば、勉強をしなければ30点になり嫌な思いをする、逆に勉強して高い点数を取れば嬉しいと感じるはずだ、その方がいいはずだから成功体験を積んで欲しい、とお子様の人生にも当てはめて考えてしまうことがあるのです。

そのため、この経験をさせないようにお子様に「勉強しなさい」と怒ること、テストで高い点数を取るために、受験に合格するために塾に入れることをするかもしれません。


ただ、100点のテストを取って嬉しいと思うこと、30点を取って悲しい、悔しいと思うかどうかは本来お子様のとらえ方によるので、親御様自身の考え方やとらえ方とは異なるはずなのです。

また、繰り返しお伝えしていますが、親御様とお子様は別の人格で別の人生を歩んでいます。さらに、(特に未就学児や小学校低学年の)お子様にはまだ何の成功体験も経験則もありません。 判断する基準がない、もしくは定まっていないはずなのです。 それを親目線で「こうなるはずだ、自分がそうだったのだから」と思い、色々行動してしまうのは、親御様からお子様へ「欲望の転移」がされてしまいます。



欲、生きる



そもそも、100点だから良い、30点だから悪い、という価値観は社会的に判断されるものですよね。 本当に勉強が好きで、結果100点を取って楽しい、嬉しいと感じるのであればいいのですが、100点を取るためにあまり好きではない勉強をする、好きなことを我慢して頑張ることになるのであれば、YOKUSTUDIOの目指す「欲、生きる」の状態からは外れています。 (これは「良く生きる」になってしまいますね)


「欲、生きる」を目指すために、成功体験や経験則、があって、それにとらわれている状態であれば「手放し」するためにアプローチをして、親御様が「手放せている状態」を作ります。 手放せている状態を作り、状態がお子様と同じフラットになったら、ここで親御様、お子様両方にアプローチをして、「互いの世界解釈を白紙状態にする」ことを目指します。

なお、欲望の転移は、立場上親御様からお子様への影響力が強かったり多かったりするかもしれませんが、もちろんお子様から親御様へ転移していることもあります。

お互い様であると考えていただければと思いますが、親御様の方が長く生きているので経験も多く、さらにその価値観で物事を判断して、経験値を積み成功体験を重ねてきたと思うので、手放すのは中々難しくもあると思います。



しかし、「欲、生きる」を目指すために「良く、生きる」ための価値判断を手放して、親御様もお子様も、互いの人生を豊かにしてみませんか?


親子共に「欲、生きる」ために相互作用がなされる関係性になることができれば、心地良い関係になれると思うのです。



最後までお付き合いくださりありがとうございました! 次回もどうぞよろしくお願いいたします。




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