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親子で欲生きる〜ケーススタディ〜


皆さんこんにちは!

今回は、YOKU STUDIOの療育部門から、お話をさせていただければと思います。

内容は、前回の療育部門からの記事の中でご紹介した、YOKUSTUDIOで行っていきたい療育について、実際に私が見聞きしたケースを元に考えていければと思います。


どうぞお付き合いください!




・欲望は親から子へ転移する



YOKU STUDIOでの療育では、お子様も保護者様にも互いに「欲、生きる」ことが出来るようお手伝いをさせていただければと思っています。

「欲、生きる」とは、世の中や社会の良いと言われる価値基準にはとらわれず、自由に自分の人生を構築していくことが理想であると思っています。

ただ、私達は大人になって働くときはもちろん、保育園、幼稚園から始まり子どもの頃から社会の中、集団の中で生活をしています。

そのため、どうしても社会や集団の中での規律があって、それを守ること、他者を意識して動くことがいい、と「良く生きる」の方を優先してしまいがちになることがあると思います。


これは大人も子どももそうで、たとえば大人であれば働く上でどれだけ会社に貢献できるか、数字を意識していい成績を上げることができるか、というのは一つ「良く生きる」の基準に成り得ますよね。

子どもでも、友達がたくさんいた方がいい、テストで高い点数が取れた方がいい等、なんとなく学校で、社会でいいとされる基準があると思います。

その基準に合うように、と考えていくと、これを人生のスタンダードに据えてしまい、時として本当に自分が望むものから離れてしまいます。


特に、大人(ここでは以後親御様とします)は、経験則から、テストで高い点数をとった方がいい、友達は多い方がいい、もちろん学校のルールには従うべき等、良く生きるための価値観を持っていることがあります。

そして、それを子どもへも重ねて、テストで低い点数を取るのはいけないことだから高い点数を取るように、友達はいた方がいいからみんなで遊んで欲しい、と思ったり学校のルールを守るよう色々な方法を試してそれが達成出来るように子どもへ伝えたり、塾に入れるなり行動するわけですね。

そうすると、お子様の反応としては、最初からテストでいい点数を取りたいとは思っていなくても、親がそう言ったり、行動することで、親の欲望が子どもへ転移するので、そうした方がいいのかな、と思ったりすることがあります。

実際に、私が知っているケースだと、親御様が「勉強はするものだ」「中学受験はする」といった価値観があると、その通りに行動することになるので、お子様は勉強はするものだし、中学受験も当たり前に受け入れて、自分が行きたい学校を選んだりします。 (中には突っぱねるお子様もいるとは思います)

ここで不思議なのが、もちろん親御様も強引に進めるわけではないので、嫌なら嫌と言ってもいい、と思っているしお子様にそれを伝えていることもあります。

ただ、これは仮に思っていたとしても本当のことは言えなかったりします。 既に、お子様自身も自分からやる、と言っているとなおさらです。 お子様自身も、欲望が転移されているのでそこまで嫌じゃなかったり、なんとなくその気はあることもあるからです。


ですが、中学受験より、本当にやりたいこと(自分の欲望)があるのであれば、それを優先できるように「手放し」をして、良く生きるの価値判断から脱却して「欲、生きる」ことを目指せた方が、親子共に人生は豊かに、また関係性も心地よいものになるのではないでしょうか。


親子関係は密接ではありますが、同一人物ではなく、それぞれ個人です。 特にお子様が低年齢だと親御様はそこの切り離しが難しいことがあるかと思いますが、あくまで別人格であるので、「欲望の転移」には気をつけたいところです。


親子共に手放せている状態をつくり、「欲、生きる」を目指していきましょう♪

最後までお付き合いくださりありがとうございました!

次回もどうぞよろしくお願いいたします。





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