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【今こそ学びたいこと】「自分の言葉を広げる」ために、なにが必要か?


こんにちは!

お正月休みが明け、通常のお仕事が始まった方も多いかと思いますが、皆様はもう今年の目標を立てましたか?


私(中の人)が今年の目標に掲げたいのは、「言葉の壁」を越えて、「自分の言葉を広げる」こと!


言葉を扱う仕事をしていると、ふだん当たり前に使っている言葉が、周囲の人々との関係性に、かなり大きな影響を与えていることを、ひしひしと痛感することがあります。


言葉への向き合い方で、自分の世界は、かぎりなく広くも、かぎりなく狭くもなる。


「人間関係の幅を広げる」、「可能性を広げる」ために、「自分の言葉を広げる」ことはとても重要なのではないか?


だからこそ、そのための学びを追求したいのが、2023年なんです。


そこで今回は、YOKU STUDIO全体の目標にも関わってきそうな、「自分の言葉を広げる」ことについて、語っていきたいと思います!





・「言葉の壁」問題




まず考えたいのは、「言葉の壁」についてです。


日本語を話せない人とコミュニケーションを取る時に生じるいろいろな問題を「言葉の壁」と言いますよね。


私は、あまり外国語を話すのが得意ではなくて、海外の方を交えて話す時には「言葉の壁」を感じてしまうことがよくあります…



しかし、必ずしも海外の方相手ではなくても、意外と「言葉の壁」って、身近なところに存在するように思うんです。


たとえばジェネレーションギャップも、一種の「言葉の壁」です。


自分が普通に使っていた言葉がもう死語になっていたり、全く知らない新語が生まれていたり…


昔なら普通に使えていた言葉が、現在はコンプライアンス的にNGになっていたり…


そんな時に、「若い子とは話が合わない!」という断絶の感覚が生まれるわけです。(もちろん、その逆もしかりです)



他にも、個人個人の職業や属性で、「言葉の壁」が生まれることも多々あります。


たとえば、私はガチガチの文系なのですが、理系の方と話す時、外国人と話しているような感覚になることがあります。


さらに言えば、私は研究者で、ふだん論文などのカチッとした固い文章を書くのに慣れているのですが、そのような文章に苦手意識のある方からは、「〇〇の文章は、なんだか難しい!」と言われてしまうこともあります…


言葉というのは、意外と人間の思考のかたちとかなり密接に結びついていて、だからこそ「合う/合わない」の判断基準になりやすいんです。





・無理に合わせる必要はない!だけど…




「言葉の壁」って、実はかなりのストレスになります。


自分の言葉が相手に上手く伝わらなかったり、違和感を持って受け止められてしまった時には、なんだか自分自身を否定されたような気持ちになりやすいからです。


そんな時、ひとは、その相手を「話が合わない人」とジャッジして、「言葉の壁」をさらに強化しがち。


自分がこれまで築き上げてきた、安全な「言葉」の領域に閉じこもってしまうことも多い。



もちろん、自分の言葉のスタイルを持つことは大切ですし、無理に周囲に合わせたりする必要は全くないと思います。


英語がペラペラな人が偉いわけでも、若者言葉をたくさん使える人が偉いわけでも、ボキャブラリーが豊富な人が偉いわけでもない。


でも大事なのは、「自分の言葉」とは違う言葉に触れた時に、その言葉を否定しないで向き合ってみることはないでしょうか?



「自分の言葉」とは、ちょっと違う言葉を使って生きている人たちがいる。


…そう感じた時に、元々の「自分の言葉」だけにこだわって、その違う言語を排除してしまうことは、ちょっともったいないことのように思うのです。


自分が伝えたいことに対して共感したり、有益な批判をくれたり、意見交換ができる対象が出てくる可能性は、「言葉の壁」のなかに閉じこもっている時よりも、その外に出た時の方が、ずっと増えるはず。


新鮮な気づきや、思いもかけなかった人脈は、おそらく、「言葉の壁」を越えて「自分の言葉を広げた」先のコミュニケーションから生まれてくるのではないでしょうか?





・「言葉を広げる」≠「言葉を覚える」




ここで注意したいのは、「言葉を広げる」ことと「言葉を覚える」ことは違う、ということです。


グローバル化が推奨される現代において、英語をはじめとする外国語のスキルを伸ばすことに熱心な方は増えていますよね。(語学が苦手な私は、ただただ尊敬するばかりです…)


ただし、「外国語を習得すること」は、あくまで「言葉を覚える」ことなんじゃないか?と思うのです。



ちょっと話が大きくなりますが…そもそも、なぜひとは、言葉を使うのでしょうか?



それは、「誰かと意思疎通をするため」、ですよね。


できるだけ多くの人と、できるだけ正確に、情報量の多いコミュニケーションをとる上で、言葉はとても重要。


アイコンタクトや身振りだけの対話を思い浮かべみれば、言葉なしのコミュニケーションの限界はわかりやすいでしょう。


つまり言葉は、他者と意思を共有するためのツールなんです。



一生懸命、外国語のレッスンに励んで、「言葉を覚えた」とき、まだそこに他者はいません。


違う言葉を持った相手と、対話するのに役立つツールを身につけた段階です。


そのツールを用いて、他者と向き合い、そこで生まれる(一筋縄ではいかない)コミュニケーションの成果を血肉にしていくことが、「言葉を広げる」ことなんじゃないかと思います。


(外国語の例はわかりやすいですが、それ以外でも同じことは言えます。


文系の人が、たとえIT用語をたくさん覚えたとしても、実際の会話のなかで使う機会がなければ、それはただの知識であり、宝の持ち腐れですよね。)



2016年公開の映画「メッセージ」を観たことのある方はいるでしょうか?


この映画の主人公は、宇宙船に乗って飛来した地球外生命体からのメッセージの解読に挑む、言語学者・ルイーズです。


ルイーズは、地球外生命体が持つ特殊な言語を単に分析するだけではなく、それを用いて、彼らとの意思疎通を図ろうとします。


彼らとの対話は、非常に緊迫感に満ちたものなのですが(ぜひ実際に映画をご覧ください!)、そこに臆せず挑戦したルイーズには、ある変化、あるギフトがもたらされることになる…


もちろん「メッセージ」はSF作品なので、その設定は突飛に感じられるかもしれません。


でも、そこで表現されているのは、「言葉を広げる」ことのスリリングさと、そこから生まれるインタラクションの予測不可能な面白さ、そのものであるように思うのです。







・「自分の言葉を広げる」ための学び



では、「言葉を広げる」ためにはどうすればいいのか?


やはり大事なのは、自分が慣れ親しんでいない言葉に、なるべくおそれずにたくさん触れてみることだと思います。



たとえば、これまで読まなかったジャンルの本を読んで、その内容について、手探りで考えてみる。できれば、その自分の考えを発信してみる。


いろいろな職種や年齢層の人と話して、異なる物の見方に触れる機会を増やす。


違う国にバックグラウンドを持つ人と交流して、お互いの文化について、ちょっと踏み込んだ話をする。


…これまでの「自分の言葉」の安全圏からはみ出る冒険をしてみることが、何よりの学びになるのではないでしょうか。



と、ここまで、自分に言い聞かせるように書いてきました笑



私自身は、これまであまり「言葉を広げる」ことに興味がありませんでした💦


文章を書くのが好きで、得意でもあったからこそ、それを職業にしたのですが…あくまで「自分の言葉」の枠のなかで、自分なりの美意識に沿った言葉のスタイルを作りあげるために、努力してきた気がします。


だからこそ、これからは、おそれずに違う言葉と、それを持つ他者と出会って、「言葉を広げる」段階に足を踏み入れてみたい!


それこそ、様々なバックグラウンド、つまり様々な「言葉」を持つ人が集まって成立しているYOKU STUDIOというコミュニティに、私が属している意味だと感じています。



具体的には、YOKU STUDIOの活動のなかで、


・オンラインのコミュニケーション、あるいは対面のセミナーや読書会を開催して、多くの人と新たに交流してみたい!


・海外のスピリチュアル(精神世界)の歴史を研究するとともに、現在の各国におけるスピリチュアルの潮流を知りたい。実際に現地で活動するスピリチュアリストやチャネラー、その研究者と対話してみたい!


という、野望があります!



2023年は、他者との学びを通して「言葉を広げる」ことで、未来の可能性を広げる年にしたい。


自分の言葉が、そして自分自身がどのように変わっていくのかを、今から楽しみに、1年間がんばっていきたいなと思います。




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