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【キャリア編】 自分史上いちばん幸せな、ストーリーの作り方


前回は、「いまここ」にフォーカスして、過去・現在・未来をつなぐストーリーを書き換えていくことの意義と、そのメカニズムについて、お話しました。

「グラウンディング」は、未来の可能性を広げてくれるものです。

「グラウンディング」して、意識のフィルターを外し、自分の過去を観察する。


忘れかけていた過去のカケラを発見し、それを拾いあげて、「いまここ」の自分につなげていく。


そうやって新しいレールを作れば、新しい未来が開けていきます。


本当に自分らしく人生を歩んでいたと思えるような過去の記憶と、「いまここ」に立つ自分とをつなぐ、そのストーリーの軸を自覚すれば、自分がもっとも充実した状態にある(しかも現実ばなれした夢のようなものではなくて、それが叶う実感を持てるような)未来のヴィジョンが、自然と見えてくるわけです。


じゃあ実際、このストーリーの書き換えのメカニズムを日常に生かしていくには、どうすればいいのか?


今回は、自分史上いちばん幸せなストーリーを作るための方法を、仕事の場面を例に挙げながら、ご紹介します!




・CASE1:キャリアストーリー

たとえば、仕事のやりがいを得ることができなくて悩んでいる、Aさんという男性がいるとします。


毎朝会社に行って、ルーティンワークをこなすだけの日々が、入社して5年くらいずっと続いている。


上司は文句しか言わない、部下は頼りない。


稼ぎも良くはなく、もう転職したいなと思うけど、新しい場所で1から頑張っていく自信も根気もない…。


自分が何をやりたいのかも分からないが、早く色々なしがらみから自由になりたくて、Web広告で見かけた起業セミナーにでも通ってみようかと、ボンヤリ考えたりする。


この場合、Aさんは、「グラウンディング」が外れている状態だと言えます。


その頭の中では、「仲間に恵まれない職場で、ルーティンワークをしている過去」−「つまらない現在」−「かわり映えのない毎日を送っている未来」が直結しているのです。


Aさんは、過去のネガティブな記憶だけに焦点をあてて、その延長線上にのみ、現在の自分、未来の自分の姿を見ています。


つまり、自分はバッドエンドストーリーのレール上にいる、ということを信じていて、その他の可能性を排除してしまっている。


「いまここ」の自分そのものを見つめることができていないわけです。


そのバッドエンドのレールから抜け出す方法として、Aさんが考えているのは、転職や起業です。


でもAさんは、新しい会社に転職し、あるいはみずから会社を起こして、その環境でやりがいを持って働いている自分の姿を、リアルに思い描くことはできていません。


なぜならそれは、現状とはまったく異なる、理想化された自分の姿を追い求めるなかで見出された、幻想にすぎないからです。


Aさんが何となく望んでいるのは、「いまここ」の自分から広がっていくストーリーの先にではなく、「いまここ」の自分を否定したところに展開される未来。だから、その未来のヴィジョンは、実現する可能性がとても低いものになってしまうのです。







・キャリアストーリーの作り方 3step


では、このAさんが、いちばん自分らしく輝けるキャリアストーリーを作っていくには、どうしたらいいのでしょうか?


必要なのは、3つのステップです。



STEP1. 「いまここ」の自分を認める


まず、限定的な過去や未来のヴィジョンにとらわれるのではなくて、現状の自分を認めることが大事です。


自分を過小評価することもなく、逆に過大評価しすぎることもなく、です。


たとえつまらないことばかりだったと感じているにしても、これまで仕事を続けてきた、そのなかでたくさんの経験をし、「いまここ」にいたった自分を、自分自身で承認してみる。


現状の自分を否定して、別人に変わりたいと望むのではなく、現状の自分をまるごと受け入れるところから、ストーリーの可能性は開けてきます。


自分が経験してきたすべての過去の出来事が、「いまここ」の自分に集約されているということ。


「いまここ」の自分が、これから起きる可能性があるすべての未来の出来事の基盤になっているということ。


スピリチュアルの世界でよく言われる「この世界の現実は、すべて私たち一人一人の意識が作り出している」という認識を、「いまここ」の感覚を通して持つことが重要です。


「いまここ」の自分を認めることは、これから自分が歩んでいく人生が持つすべての可能性を認めることなのです。


自分を幸せにするストーリーを作る土台は、やはり「グラウンディング」から生まれます。




STEP2. 自分が自分らしくいられた、過去の記憶を拾いあげる


「いまここ」の自分を受け入れたら、高い場所から広範囲を眺めるように自分の過去を振り返り、記憶のカケラを拾いあげていくプロセスに入ります。


仕事を通して、自分らしくいられたと思う過去の記憶は何でしょうか?


リラックスして思い出してみましょう。


プレゼンで成功したとか、社命がかかった商談をまとめたとか、世間的に分かりやすく評価されるものでなくても良いのです。


小さな仕事を丁寧に仕上げたら、クライアントに思いがけず御礼を言われて、あたたかい気持ちになったこと。


先輩とバチバチと議論を重ねて何とか企画書を作り上げ、結局それは社内で採用されなかったけれど、不思議と強い充実感を得たこと。


ちょっと出来の悪い後輩に仕事を根気よく教えて、はじめて一人で一連の作業ができるようになったとき、それが自分のことのように嬉しかったこと。


仕事終わりになんとなく寄り道したお店の、ビールと餃子が妙においしかったこと。


ここで重要なのは、仕事を通して、自分らしく充実した時間を過ごすことができた記憶を、その時の感情や身体の感覚ごと、思い出すことです。


そして、その過去と、「いまここ」が1本の軸でつながっているイメージをします。


すると、「いまここ」の自分にも、仕事を通して自分らしさを体感できるだけのポテンシャルがたしかにあることに、自然に気づくことができますよね。



STEP3. 過去 ー 「いまここ」の流れの先に未来を描く


あとは、ここまでで見えてきた1本のレール、拾いあげた過去のカケラと「いまここ」をつなぐストーリーを、未来の方向にのばしていくだけです。


過去の記憶を手がかりに、「いまここ」の自分が、再び仕事を通して自分らしさと充実感を感じられるようになる未来はどんなものか、想像します。


まったく同じことをして過去を再現する必要はありません。


あくまで、「いまここ」の自分が、その時と同じような感覚を得るためには、これからどうしたらいいかをイメージするのです。


たとえばAさんが過去の記憶を思い出しながら、クライアントへの接し方、同僚とのコミュニケーションの方法を見直したら、仕事に対するモチベーションが変わっていき、自然と仕事の成果が上がっていくかもしれません。


または、ビールと餃子のような、仕事終わりのちょっとした楽しみをプラスしていくだけで、生活の幸福度がグンと上がるかもしれません。


もしかしたら、もっと自分の力を発揮できる環境で、やりたい仕事をするために、転職や起業を真剣に考えるようになるかもしれません。

この場合の転職や起業は、過去と「いまここ」とをつなぐストーリーの延長線にあるものだから、リアリティがある未来として思い描くことができるわけです。


「いまここ」にフォーカスすることによって導き出される、このような新しい自分のストーリーは、自分自身がしっかりと納得できるものであり、そのぶん他の人にも説得力を持って響くものになります。


だから、現実的に物事を進めていく推進力になりやすいんです。 それは、私たちがこの世界で生きていく上での大きな力になってくれると共に、もっと自由で柔軟な生き方へと導いてくれるストーリーです。

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