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YOKU STUDIOの療育観点について


こんにちは!YOKU STUDIOです。

私たちは、スピリチュアルの考え方を生かして、ファッションや教育など、様々な領域とのコラボレーションをしています。

その中で現在、サービス運用開始にむけて準備を進めているのが、「療育」部門です。


そこで、YOKU STUDIO療育部門を担当するスタッフが、定期的にこのnoteでコラムを発信していくことになりました!

記念すべき初回、ぜひお読みいただけますと嬉しいです✨


 


皆さん、はじめまして。

私は現在、いわゆる発達障がいと呼ばれるお子さまや、それに近いグレーゾーンのお子さまに対して学習の補助やSST(ソーシャルスキルトレーニング)をする仕事をしています。


今回は、その中でよくお聞きするお話とそれに対する、YOKUSTUDIO的な療育観点について書ければとと思います。



親御さまからは、学校に行ってほしい、ルールを守って行動してほしい、他人に優しくしてほしい。

お子さまからは、学校が楽しくない、もっと遊びたい、友達がほしい。


お子さま、親御さま共に同じ気持ちをお話してくださることもありますが、時として全然異なる気持ちをお話してくださることもあります。


こういうとき、同じ家族といえど、立場が異なればそのときに思うこと、やりたいこと、本当の願いは異なってくるものだなあ、と思います。


これって、当たり前といえば当たり前だと思うのですが、考え方は人それぞれだと理解することがなかなか難しい親御さまもいらっしゃるのかな、と最近考えるようになりました。




♢自分の価値観で子どもを判断しがち


上記であげた困りや気持ちを口にする親御さまは、本当に自分のことのように悩み、困り、なんとかしたい、なんとかしないと、と思われています。


それは、自分のドラマにお子さまを入れて考えていて、そのドラマ通りにいかないと大変なことになる、自分も嫌な気持ちになる、お子さまもきっと困るはずだ、と考えていることになるのでは、と考えます。


周りの子と同じように過ごしてほしい、友達をつくって楽しく遊んでほしい、(学校では)支援級ではなくて普通級に行ってほしい、集団のルールに従ってほしい…。親御さまの願いは本当に無限です。


これもひとえに我が子の将来を思ってのことだと私も理解しているのですが、それにより結果的に親御さまも、お子さまも苦しくなってしまう姿も見ています。

ルールを守って集団行動できないと将来学校や社会で困るだろうから、算数ができなくて自分が困ったから自分の子にはそうなってほしくない、など親御さまから聞きますが、これ自体が親御さまが自分で作ったドラマの脚本内に、そうなるようにお子さまをキャスティングしていると思うのです。

例えば、確かに、ルールを守れないと集団行動の際に浮いてしまい先生に怒られることもあるでしょう。算数が苦手であればテストで点数が低くなり宿題が多くなったり、点数が低いことで自己肯定感が低くなることもあるかもしれません。


ただ、ここで大事になるのは、その未来はあくまで起こり得る選択肢のうちのひとつに過ぎないのです。

こう考えてみてはいかがでしょう。

ルールが守れなくても先生が優しくて怒られずに済んでいる、算数が苦手でも周りがフォローしてくれるから本人は助かっていて困りを感じていない。みんなに教えてもらったら段々算数の楽しさに目覚めて最終的に自分から興味を持って勉強し始めたーーー。

算数が苦手で困る未来の可能性があるならば、困らない未来の可能性もあるはずなのです。


さらに、ルールを守れずとも新しいルールを提案することができたり、算数は苦手だけど本人は勉強することは好きであったり、そもそも今後、小学算数も必要にならないくらいIT化が進む可能性だってあると思うのです。(そもそも既に学校でもタブレットで授業が進んでいたりしますよね。)

その可能性がどれだけの確率かは、ここではあまり重要ではありません。

大事なのは、未来の可能性をどれだけたくさん持つことができるか、ということです。

そして、1つ違ったらもう1つの方か、と思えることが大事で、起こる未来には期待しないことができればいいです。たくさんの数(可能性)があれば1つに対していちいち期待しないと思うので、数を用意できるといいと思います。



♢自分のドラマに子どもをキャスティングしない



親にとって自分の子どもはとても大切で、かけがえのないものだと思います。それゆえ、子ども自身の人生ではありますが、子ども自身が苦労しないよう、社会に適合していけるよう先回りして色々したり言いたくなるものだと思います。


しかし、自分(親)と子どもは別人格のため、親には親の、子どもには子どもの人生があります。 自分(親)のドラマに、例え自分の子どもでも配役としてキャスティングしないこと。

そして、人生のドラマ内の未来について、1つだけの可能性を信じるのではなくできるだけたくさんの可能性を持って信じることができれば、例え1つ可能性が外れたとしても「まあいいや、次の可能性はなにかな」と穏やかにいられると思うのです。

1つに固執するとそれが叶わなかったとき苦しくなり、行き詰まってしまいます。


「まあいいや」「これがダメなら次は何が来るかな」 このくらい、ラフに考えながら生きていくことができればきっと楽しく余裕を持ちながら生きていけるのでは、と思います。


いかがでしたか?今後も療育について記事を書いていきますので、ぜひまたご覧いただければと思います。

今後ともどうぞよろしくお願いします!





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