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「手放し」の本当の意味
アセンションに向かって、本当の自分に目覚めるためには、不要な感情やエネルギーを脱ぎ捨てていくことが大切だとされています。
手放し、浄化、クリアニングなど、様々な用語で表現される、このような脱ぎ捨ての作業は、古くから高次元の存在に近づくために必要な作業であるとされてきました。解脱を目指しての仏教の修行などがよく知られていますね。
・手放すこと=自分を規制すること?
しかしこの作業をめぐっては、いろいろな誤解があるように感じます。
たとえば、すぐ他者に対して怒ってしまったり、度の過ぎた攻撃性を出してしまったりする人が、その自分の傾向を「手放し」しようとする時。
その人はおそらく、「戦ってはいけない」という規制を自分にかけようとするのではないでしょうか。
けれど、「戦ってはいけない」という禁止を自分に課すのは、逆に「戦う」という行動に関係する感情やエネルギーに、自分を近づけてしまうことになります。
食事制限のダイエットなどが代表例ですが、「〇〇してはいけない」という行動の禁止が、かえってその対象に対する執着を強めてしまうことは多いです。
・手放すのは想念だけでいい
「手放し」とは、けっして行動の禁止ではありません。
無理やり自分の行動を規制することは、求められてはいないのです。
手放すのが必要なのは、あくまで想念のレベルです。
過剰な怒りや憎しみ、恨みや嫉妬など、マイナスの感情やエネルギーは手放した方が良いものです。
なぜならそれは、自分の純粋な望みにまっすぐに向き合い、柔軟な思考で物事に対応していく上で、邪魔になるものだからです。
「地の時代」における地球的な周波数と結びついた、自分自身を苦しめるそのような感情の揺さぶりは、それが無い方がより楽しく毎日を生きられるのであれば(この点が重要です!)、あなたにとってもはや必要ないものです。
・想念が変われば行動も変わる
マイナスの感情やエネルギーを手放すことができれば、それが紐づいた行動を起こすか起こさないかは、もはやどうでも良いことになります。
怒りや憎しみなどの、必要のない過度な想念を手放したのなら、「戦う」という行動自体に対するジャッジは必要ないのです。
無理に自分自身の行動を規制して、がんじがらめにならなくても、想念のレベルが変化すれば、自然に行動は変化していくはずです。
自分にとって不要な感情やエネルギーにとらわれる必要がないことを知る。
シンプルにそのとらわれを脱ぎ捨てていく。
重要なのはそれだけなのです。