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YOKU STUDIO的療育と、既存の療育って何が違うの?
皆さんこんにちは。
今回も療育についてお話し出来ればと思います。
テーマは、タイトルにも書きましたが、今ある(既存)の療育と、YOKU STUDIOで目指したい療育の違いについて、実際のケースを交えながらお話ししますね。
どうぞお付き合いください。
間違えるとすぐ怒る!かんしゃくについて
勉強や遊びの場面でもあるのですが、自分の間違いを受け入れることが出来ずかんしゃくになってしまうお子様、いますよね。(いるんです!)
療育の現場ではよく聞く悩みなのですが、今回はこの悩み、困っていることに対しての、それぞれのアプローチ方法をお話ししようと思います。
そもそも、間違いを受け入れることが出来ずかんしゃくになると何が困るか。
まず、新しいことにチャレンジ出来ないことや、ハードルが高くなりますよね。間違えたくないからやらない、となると、勉強でも遊びでもなんでも、機会損失になるなあ、と思います。
それから、かんしゃくを起こすのはとても疲れるし、時間がかかります。
よく、小さい子が欲しいものが買ってもらえないからといって床に寝そべり泣き叫んでいることがありますが、小学生や中学生、それ以上に成長してもかんしゃくを起こすと、物や人に当たったり涙を流したり、塞ぎ込んだりと、とにかく大変です。
大変なのは本人もそうですが、周りの友達、先生、家族も大変です。
そうなると、関連して人間関係の構築も難しくなります。
大人もそうですが子ども同士だって場合によっては、あの子は怒ると怖いから、すぐに怒るから、と敬遠される可能性もあります。
このかんしゃく、怒りはYOKU STUDIOでの考えとしても一刻も早く手放せるといいことだと思っていますが、今回は私がいる療育現場からのアプローチと、YOKU STUDIOでのアプローチをお話ししたいと思います。
既存の療育でのアプローチ方法
まず、怒りの感情が消えたり、頻度が少なくなるといい、というのは共通しています。ただ、本人の認知を変える、というよりは、思ったあとどうする、という方向から考えることが多いかな、と思います。
例えば、問題を間違えて怒った後に、自分で怒りを発散させる方法を取る、といったものです。
深呼吸をする、水を飲む、捨てても良い紙をぐしゃぐしゃにする、スライムをぎゅーっと握る、自分だけじゃなく他の子も間違えている等と考える…などなど、その子に合った方法は何かな、というのを見つけて考え、実践していきます。
俗に言う、アンガーコントロール、マネジメントではないかと思います。
あとは、認知の部分にもアプローチはします。問題に間違えたからといって死ぬわけではない、間違えはいけないことではない。
ただ、間違って嫌だと思うことを否定することもしません。否定してしまうと苦しくなるのでまずはそう思う自分の気持ちを認めて、そこから何が出来るか、を考えていきます。
また、上記を受けて親御様にお願いしているのは、お子様へのお声がけです。怒っているお子様に対して怒り返さない、共感をする、など親御様もその困っていることに対して協力いただけるようにお伝えをします。
では、次はやりたいことです。
YOKU STUDIO的療育のアプローチ方法
まず、そもそも問題を間違えて嫌だ、と思う気持ち、そしてそれを受けて怒りになる感情について考えます。
嫌だ、と判断し捉えているのは自分自身です。
なぜ嫌だ、と思うのか。 それは、今までの経験や環境下から影響を受けているかもしれません。間違えることはダメなことと親や影響力のある人から教わった、間違えて怒られた、点数を付けられて負けて、何か嫌なことを言われた。
間違いはネガティブなものとされがちですが、その負の部分をダイレクトに受けてしまい、嫌だと判断したことがたくさんあると、それにとらわれることはあると思います。 その、思考のクセのようなものを見つけて認知出来るようなカウンセリングや療育を、YOKU STUDIOでは出来るといいなと思っています。
お子様の場合、親御様からの発言や、与えられている環境、ルールなどから影響を受けていることが大いに考えられます。
親御様の場合にも同様で、過去の経験から自分自身やお子様に科している環境やルールがあると思うので、ここへのとらえ方を変えるため、アプローチしていきます。
お子様自身の悩みや困りかもしれませんが、同時に親御様へもとらえ方を変える、というアプローチさせていただき、親子、ご家族ともに「よく生きる」を実現出来ればと思います。
嫌だ、と判断したその気持ち、判断軸がなくなったり、そう思う気持ちを手放しすることができれば、この場合だと新しいチャレンジをどんどんしていけたり、怒っていた時間を他のことに使えたり、とらわれたりすることなく、楽に生きやすくなるのでは、と思います。
そう簡単にはいかないよ、と思うことではありますが(実は私もとても怒りっぽいので、気持ちは良くわかります笑)、とらえ方を変えると、こんなことで怒らなくてもいいんだ、嫌だと思っていたのは自分がそう考えていただけだな、と思えるように、少しずつですがなりました。
この気持ちを、大人も子どもも持てるといいな、と思っています。
いかがでしたか? 次回も、私が見聞きしたケースを元にお話し出来ればと思います。 ここまで読んでくださり、ありがとうございました!