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過去世・未来世は、「いまここ」で選ばれる。


あなたは、「過去世(前世)」や「未来世」を信じますか?

占いやスピリチュアルカウンセリングを訪れて、「あなたの前世は〜〜です!」と言われた経験のある方もいるかもしれません。

もしかしたら、「前世の記憶がある」という人もいるでしょう。

未来世は、過去世の概念よりは馴染みが薄いかもしれませんが、「生まれ変わり」を信じている方であれば、きっとイメージしやすいですよね。


過去世、未来世を信じることは、現世におけるあなたの人生を、もっと長大な時間的ストーリーのなかに含みこむこと。


そのような、過去世・未来世をめぐる想像力が、あなたを勇気づけるものとして働くことはたしかにあります。


しかし実は、それを変えられない宿命として信じ込みすぎてしまうと、「いまここ」のあなたの人生を規定するものになってしまうことも多いんです。


これまで、過去・現在・未来はすべて、「いまここ」の自分が創り出している、というお話をしてきました。

今回考えたいのは、過去世や未来世というのも、実は「いまここ」の自分が選択しているのでは?ということです。


どういうこと?と思った方、ぜひ最後まで読み進めていただけると嬉しいです!




・過去世-現世-未来世という一直線上のレール





一般的に、過去世、未来世としてイメージされるのは…


<過去の時代に生きた誰かの人生>

<今を生きる自分の人生>

<未来の時代を生きる(はずの)誰かの人生>


このように、いくつかの人生が一直線上のレールでつながっているものではないかな、と思います。


つまり、直線的な時間軸に沿って、たったひとつの魂が、複数の肉体に宿りながら受け継がれていく、というものです。


この考え方を採用すると、現世を生きる自分にとっての過去世、未来世は、かなり限定されてきます。


たとえば、2022年に生まれた赤ちゃんの過去世は、2022年以前に亡くなった人物ということになる。


その未来世はおそらく、2120年以降あたりに生まれる人物であることが推測されますよね。


さらに、過去世と現世、そして未来世の関係性は、非常に密接で、宿命的なものに感じられます。


たとえば、小学校の先生として働いている方がいたとして。


その前世が江戸時代の寺子屋の教師であり、未来世はAIによる教育システムを構築する22世紀の技術者だ、と聞かされたら、何となく納得してしまいますよね。


その理由は、複数の人生が共有して持つ魂レベルのストーリー、言い換えれば「魂の宿命」によって、現世におけるその人の生き方(職業や思想)が、上手く説明されるからだと思います。


一直線上につながる複数の人生によって織り成される、魂レベルの宿命的ストーリーを想定すると。


現世における自分の人生は、その構成要素として、がっちりとそのストーリーのなかに埋め込まれることになるわけです。






・宿命的ストーリーの問題点





けれど、過去世-現世-未来世を一直線上に捉え、魂レベルの宿命的ストーリーを想定すると、そこには問題も生じます。


それは、自分の人生自体が、決して変えられない宿命のように思えてしまう、ということです。


たとえば、「過去世・未来世を当てます!」という人に出会い、「あなたの前世は、生涯独身で立派に国を治めた気高い女王であり、未来世は、たった一人で宇宙に旅立つ冒険家です、間違いありません!」と言われたとします。


そこから導き出される宿命的ストーリーは、「孤独のなかで、名声や富を手に入れ、夢を実現させる」というものですよね。


そうなると、あなたの人生もまた、その宿命的ストーリーに沿ったものであるように感じられてきます。


いまここの自分が一生懸命生きている人生が、「魂の宿命」という大きなジクソーパズルの小さなピースのように思えてくるのです。


そのストーリーをプラスに捉える人であれば、「私は一人で海外に飛び出してみたいという思いをずっと抱えてきたけど、やっぱりそれは使命として実現すべきだったんだ!」と、心が躍るような気持ちになるかもしれません。

そのストーリーをマイナスに捉える人であれば、「あーあ、たしかに自分は仕事人間で、家庭を築いてこなかったな…きっとこのまま一生を終えるんだな…」と落ち込み、諦めの境地に至ってしまうかもしれません。


どちらにせよ、過去世-現世-未来世という魂レベルのストーリーを知ることで、何だか自分の人生の答えを与えられたような気になってしまうわけですね。

つまりここでは、確定的なものとして示される過去世・未来世の情報が、自分の人生の答え合わせのように働いています。


けれど実際は、その順番は逆。


「いまここ」が変化すれば、過去世や未来世の方が変わっていくんです!









・過去世・未来世は後から作られている?





以前にこのnoteでもお話しましたが、実は、過去世・未来世は複数あり、時間性を超越している、と考えられるんです。


(詳しくはこちらの記事で↓)



現世を生きる私たちの魂が、高次元的に属しているグループソウル(魂の故郷)には、複数の魂が同じように属しています。


グループソウルを共有し、ネットワーク的につながっている、このたくさんの魂がすべて、私たちの過去世・未来世と言えるんです。


しかも、このグループソウルは5次元の存在なので、3次元の肉体を持つ私たちが当たり前に感じている、過去-現在-未来という直線的な時間軸が、そこには存在しません。

バシャールが言うように、グループソウル(彼が言うところのオーバーソウル)の視点に立てば、過去-現在-未来という時間軸から解き放たれて、「いまここ」において全てを選ぶことができるのです。


つまり、過去世と現世、そして未来世が、一直線上のレールでつながっている必要性はないし、どの過去世・未来世とつながるかは、自由に選択・変更できると考えられるわけですね!


私たちは過去-現在-未来という直線的時間軸に慣れ親しんでいるから、どうしても過去世や未来世というものを限定的に捉えてしまいます。

けれど、「いまここ」に生きる自分の、過去世・未来世というのは、グループソウルのネットワークのなかに、ほんとうは無数にあります。


そのなかの一部の過去世や未来世、しかも現在の自分の状況にフィットした過去世や未来世が選び取られ、過去世-現世-未来世という一直線のレールに乗せられることで、思わず納得させられてしまうような宿命的なストーリーができあがる。



つまり、過去世-現世-未来世をつなぐ宿命的ストーリーは、「いまここ」の自分によって、事後的に作られた観念だと言えるんです。






・「いまここ」の私が宿命を選ぶ!





先ほどの例を再び持ち出すならば、たしかに「生涯独身で立派に国を治めた気高い女王」も、「たった一人で宇宙に旅立つ冒険家」も、あなたのグループソウルの一員。


しかし、あなたのグループソウルには、そのほかの魂もたくさん属しているはずなんです。


そのなかでも、特定の過去世や未来世を強く信じてしまうのは(あるいは、占い師やカウンセラーなどの第三者から、特定の過去世や未来世を聞かされて深く納得してしまうのは)、現在のあなたがそれを必要としているから。


そこには、あなたの置かれている現実的な状況(キャリア・恋愛・家族・対人関係など)だけではなく、潜在意識における感情や思考の癖、価値観、信念体系などが大きく関わっています。


それは、スピリチュアルの世界で言われる「地球的周波数」のような、あなたの魂が地球に生まれる際に選択したとされる、固定化されたシナリオに近いものです。


(YOKU STUDIOではそれだけではなく、「分離的周波数」「信念的周波数」といった形で、そのシナリオの性質に合わせて細かい定義をしています。


どちらにせよ、それはあなたの感情や思考を縛る鎖として働いているので、それを手放してもっともっと自由になっていくことが、目覚め、アセンションの行程において重要であると考えられます。)


「生涯独身で立派に国を治めた気高い女王」という前世、「たった一人で宇宙に旅立つ冒険家」という未来世に納得し、それを強く信じているとすれば、そこにはおそらく現在のあなたが持っている、


・「私は、家庭を築いて幸せになることからは縁遠い」という思い込み


・「成功するためには孤高でなければならない」という価値観


・「何にも縛られない状態こそ理想」という信念


などが、強く影響を与えていると考えられるんです。


もしも、あなたの潜在意識に変化が生じたならば、「生涯独身で立派に国を治めた気高い女王」という前世も、「たった一人で宇宙に旅立つ冒険家」という未来世も、おそらく以前のようには、しっくりくるものではなくなるはず。

その時には、同じくグループソウルに属していた別の構成員、たとえば、「家族で山奥に農場を作り、にぎやかに楽しく暮らした経営者」や、「仲間と共に、共同で世紀の大発見を成し遂げた物理学者」の方が、あなたの過去世や未来世として、納得できるものになっているかもしれません!


一直線上のレールに沿った宿命的ストーリーを作る主体は、いつも「いまここ」の私。


だからこそ、過去世も未来世も、「いまここ」からいくらでも変えていくことができるんです。


過去世や未来世をめぐる想像力は「いまここ」の私に属している、という考え方は、現世における「いまここ」の一瞬一瞬を、広い視野で自由に楽しんでいくために、とても大切であるように思います。





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