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欲望の転移がされた後の表出の違い〜発達障害として出る場合〜


皆さんこんにちは!
今回はYOKUSTUDIOの療育部門からお話ししたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。


・そもそも発達障害とは?




この記事を読んでくださっている方にとっては聞いたことがあるものかもしれませんが、あらためて紹介させていただきます。


発達障害とは…




 


生まれつきの特性です発達障害には、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症(ADHD)、学習症(学習障害)、チック症、吃音などが含まれます。これらは、生まれつき脳の働き方に違いがあるという点が共通しています。同じ障害名でも特性の現れ方が違ったり、いくつかの発達障害を併せ持ったりすることもあります。(厚生労働省 みんなのメンタルヘルス) 


 



なお、今回取り上げたいのは自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症(ADHD)の2つについてです。




 


自閉スペクトラム症とはコミュニケーションの場面で、言葉や視線、表情、身振りなどを用いて相互的にやりとりをしたり、自分の気持ちを伝えたり、相手の気持ちを読み取ったりすることが苦手です。また、特定のことに強い関心をもっていたり、こだわりが強かったりします。また、感覚の過敏さを持ち合わせている場合もあります。(厚生労働省 みんなのメンタルヘルス)


 



 


注意欠如・多動症(ADHD)とは発達年齢に比べて、落ち着きがない、待てない(多動性-衝動性)、注意が持続しにくい、作業にミスが多い(不注意)といった特性があります。多動性−衝動性と不注意の両方が認められる場合も、いずれか一方が認められる場合もあります。

(厚生労働省 みんなのメンタルヘルス)


 


どちらも園や学校、大人になっても会社や社会生活を送る時に生きづらさ、困りが出てくることがあります。


一例として、こだわりが強い自閉スペクトラム症のお子様であれば、イレギュラーが発生するとそのイレギュラーを受け入れることが難しく時としてかんしゃくになってしまったりします。


予定していた活動が変更あるいは中止になってしまった時は園や学校でもかんしゃくになり、手がつけられなくなり活動に参加できなくなってしまう…。


ADHDで多動傾向があれば、園や学校での活動中にも集中出来ず教室からふらーっと出ていってしまうなんてこともあります。


皆で一斉に同じことを同じ場所で同じタイミングで行う場所でもある園や学校で上記のような行動が出てしまうと、いわゆる困りとなってしまうことがあったり、本人は困らなくても周りから困ったなあ、と思われることがあります。


ただ、何度もお伝えしているように何が困りであるかは、何を困りとするように考えるかによる(要は捉え方ですね)のですが、今回は、その困りは「規範性」から来るもの、として考えようと思います。





・親の欲望である「規範性」が転移している!?




上記2つの傾向があるお子様の親御様には、私が見ている限りですが「規範性が高い」傾向があるとお見受けしています。


と言うのも、お子様について悩みをお聞きすると「家を出る時間に間に合うように朝の支度をしてほしい」「宿題をやってほしい、提出してほしい」「先生がやれと言ったことをやってほしい」等、決められたルール、規則を守ること、という願いが多いように思います。


これらは内容は異なりますが全て「ルールを守りやるべき(と言われていること、やった方がいいと一般的にいいと言われている)こと」を実行してほしい、と言う共通項があります。


さらに言うと、一から十まで完璧にやってほしい、やらないと気が済まない、という完璧主義な方も多い印象です。(朝の支度もすべてお子様にやってほしい、宿題も内容を理解してかつ時間を守り提出までしてほしい、等々……)


前回まで、親の欲望は子に転移する、といった記事を書いてきました。これに基づき考えると、この「規範性」も子どもに転移しているのではないか、と思うのです。


そして、転移したあとの表出の仕方として、規範性そのものが強く転移したものが「自閉スペクトラム」であり、規範性を無視したのが「注意欠如・多動症(ADHD)」なのでは?と思っています。


欲望が転移した後の表出の仕方に差があるのにも、例えば親御様からの反応だったり、何か要因があるのでは、と考えていますが、ここはまだまだ精査が必要だな、と思っていますので、今後また記事にさせていただこうと考えております!


いかがでしたでしょうか?


最後までお読みくださりありがとうございます!次回もどうぞよろしくお願いいたします!




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