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ボランティアと内的キャリア


残りの人生を楽しむために。私はこの4月から新たに今まで経験のない分野へ挑戦することにしました。
その入り口として1月から始めているボランティア活動について、書ける範囲で思いつくまま綴っていきます。



私にはどうしても気になることがありました。

それは、幼少期にぽっと灯火が生まれて、その小さな炎が大きくなったり、小さくなったりを繰り返して、絶えず灯り続けていたものです。

ですが、その分野は私の専門ではなく、むしろ苦手な領域だったため、できない理由を探しては避け続けてきました。それでも何かの拍子に思い出しては、宿題を先延ばしにしているような感覚に度々襲われてきたのです。

親の老後をそばで見続け、見送った後、自分の残りの時間について考えた時、ようやく「そこまで気になるなら、私の職業経験を活かす形でその分野に携われないか」と考えるようになりました。



ただ、その分野で仕事をするには、専門教育を受けた上で公的資格を要するところがほとんどなので、資格も経験もない今の私には応募資格がありません。

関われるなら清掃でもなんでもやる、もちろん無償でもいい。何らかの接点が欲しくて考えた末、地域のボランティアセンターに相談に行きました。

そして職員さんに、自分が何者で、どのような経歴があり、今後誰に向けて、どういった活動をしたいかを伝えました。

今の時点では現実味のない夢物語のような話を、職員さんは丁寧に聞いてくれました。結局は私の希望に合うボランティアはありませんでしたが、老若男女問わず地域の人たちが集まる活動センターというものがあり、手始めにそこに参加して、スタッフさんや地域の人たちに自分を知ってもらうこと、同時に地域の情報を収集することから始めてみるようアドバイスをいただきました。



紹介された活動センターに早速問い合わせをし、ダメもとで、そこでも同じように自分を売り込みました。そこでも施設長さんは興味深く聞いて下さり、それならばと、非公開のとある団体の代表を紹介してくれることに。

ここでは詳細は書けませんが、本来であれば、資格も経験もなければ接点も持てない団体です。にもかかわらず、代表は私の経歴ややってみたいことに興味を持って下さり、ボランティアの一員に迎えて下さったのです。



心が動くと、身体も動く。身体が動くと、運も動く。

今更スピリチュアルを持ち出すのもなんですが、この時は、あまりの希望通りの展開に興奮せざるを得ませんでした。

今はまだ施設に顔を出すだけで、具体的な活動はしていません。まずはお互いを知ることから。それだけでも今の私にはありがたい。スタート地点に立てたのですから。



ボランティアに関しては、賛否両論あると思います。私も学生時代にいくつかのボランティアに参加した時、良い点と問題点などいろいろ思うことがありました。ボランティア論に関する書籍も多く出版されているようなので、おいおい読んでいこうとは思いますが、与えられたこのチャンスを、今は思考するより「やってみたい」を優先していきます。



今後大切なのは、静かに、そして安定してモチベーションという名の炎を灯し続けること。

炎が弱くなったら、酸素を送ったり、燃料を投下することも必要でしょうが、むやみやたらに注ぎ込んでしまっては、燃えすぎて灰になってしまう。

火加減を観察しながら、適切なタイミングで、最小限で充分燃えるだけの燃料を投下しつつ、内的キャリアを充実させていきたいと思うのでした。





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