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【思考方法の提案②】幸せについて考えてみよう

休みの方もそうではない方も、みなさんお疲れさまです!

前回は、思考方法の一つとして「二項対立」の問いをあえて立ててみようという提案をさせて頂きました。
そうすることにより、対立した問いで重なる部分があったり、思い込みのようなものが可視化されるなどして、その上でどうしていきたいか?という足がかりや、行動力に繋がるかもしれないというものでした。

今回は「幸せ」について考えていきたいと思います!




自分なりの「幸せ」とは?





みなさんは「今幸せですか?」、「あなたにとっての幸せは?」と聞かれたら何をイメージしたり答えますでしょうか?(なんだかあやしい勧誘みたいですが…)


自信を持って答えられる方も、少し考える時間が欲しい方も、もしかしたら急に不安になってしまう方もいるかもしれません。


私自身どうだろう?と考えてみると、それなりに幸せだけど、具体的に挙げようと思うと言葉に詰まる感じがあるような気がしました。

その言いよどむ感覚は、「幸せ」について何かと比較してしまう視点かもしれないと考えました。


例えば同世代の友人知人は順調にライフステージが変わっている(=世間一般的な幸せのように感じる)が、それに比べ私は人生全般的に寄り道をしてばっかりで周回遅れな気がするけど、何とか日々生きている…でも自分なりの幸せや心地よさがいまいち肯定ができないなど。

また、現在はネット上(SNS、ソーシャルメディアなど)で簡単に実際の友人知人や、不特定多数の人の日常や考えをシェアしたり、得ることができる世の中です。(それらは一部分を切り取っただけかもしれないし、実際は嘘か本当か分からないものだったりするのですが)

それらの情報や、ポジティブメソッドなどがこの世の理や基準であり、あたかも正解の生き方、在り方のように作用してしまうと、自分にとっての「幸せ」が見えづらくなってしまってしまう気がします。



例えば

・『○○代でやるべきこと(○○代のうちにやるべきこと)』

・成功する人・好かれる人   /   成功しない人・好かれない人 

 (ポジティブ思考)          (ネガティブ思考)



時に比較する事は、自分の立ち位置を知るのに有効ですし、そういった情報などを刺激にすることはいいと思います。

ただ、ネガティブを否定したポジティブすぎる内容に自分を寄せすぎてしまったり、足りないもの探しをしたり比較して自信をなくすのではなく、自分が体感する自分なりの「幸せ」を自覚することが大事だと思いました。








「幸せ」を自分なりに落とし込む





「幸せ」というワード自体、なんとなくしっくりこない場合は他のワードを当てはめてみたり、言い換えてみるのもおすすめです。(これは個性が出てきそうで、個人的に皆さんのをお聞きして周りたいくらいです)


・「幸せ」に近い気がする一例

嬉しい、面白い、楽しい、ご機嫌になる、心地よい、心配事や不安がない状態、ほっとする、のんびり、穏やか…etc.



また、コトバンクさんが面白い補説をされていました!まずは「幸せ」という意味から。






し‐あわせ〔‐あはせ〕【幸せ/仕合(わ)せ/×倖せ】[名・形動]《動詞「しあ(為合)わす」の連用形から》

 運がよいこと。また、そのさま。幸福。幸運。「思わぬ幸せが舞い込む」

2その人にとって望ましいこと。不満がないこと。また、そのさま。幸福。幸い。「幸せな家庭」「末永くお幸せにお暮らしください」

 めぐり合わせ。運命。「―が悪い」「道がわかんねえで困ってると、―よく水車番に会ったから」〈有島生れ出づる悩み

 運がよくなること。うまい具合にいくこと。「―したとの便りもなく」〈浄・博多小女郎

物事のやり方。また、事の次第。「その科とがのがれず、終つひには捕へられて此の―」〈浮・一代男・四〉

[類語](1)(2幸福幸さち幸さいわい幸運福運果報冥加みょうが多幸多祥万福至福浄福清福福福大福ハッピー

(コトバンク)





下記のような、人それぞれの「幸せ」があることが、個人的に理想だと感じます。

辞書や辞典が改訂することがあるように、「幸せ」の形もその時々によって変化していくかもしれないし、ぶれないものもあるのかもしれません。





[補説] 2017年に実施した「あなたの言葉を辞書に載せよう。2017」キャンペーンでの「幸せ」への投稿から選ばれた優秀作品。

◆「なるもの」ではなく「気づくもの」。みなしごハッチさん

◆生まれてきて良かったと思うこと。pikoさん

◆「ずっとこのままでいたい」と思える瞬間。ともさん

◆イライラしたり疲れたりしているときに癒してくれるもの。また、自分がやりたいことをできる状態。keisuさん

宗教家の「商品」。春日井さん

(コトバンク)







「二項対立」を立ててみる






前回の記事の思考方法にならって、「二項対立」を立ててみるとどうでしょう。

問いの立てかけは無限にあるかと思いますが、例として「幸せである/幸せではない」を見てみます。


①「幸せである」  /   ②「幸せではない」


①→自分が幸せと感じる場面や状況や在り方は何か

②→どうしたら①に近づけられるか(目標になる可能性も)、どうしてそう思うのか、そもそも本当にそうなのか?(かもしれない)


もしかしたら②が①に寄っていったり、もしくは①と思っていたけど…

という、どちらかに偏るのではなく、またがる形の考えが出てきたり、グラデーションを持って「幸せ」について考える余地が生まれます。






書き留める、「幸せ」をシェアする





思考方法ではないのですが個人的にやっているのは、簡単にでも感じたことや考えたこと、良かったこと悪かったこと(いいこと日記みたいなイメージです)を書き留めることです。


日々何かしらに追われたりすると、忘れてしまったり、鈍くなっていく感覚があるので負担のないやり方(私はアプリやGmailの下書きにメモしたり)で日常に取り入れています。



また、人と自分にとっての「幸せ」をシェアすることで、バリエーションが増えたり広くなったり深まったりするのでとても面白いです。

例えば、友人と話した時にあがった「料理」でも色んなパターンがみられました。


・作った料理を食べてもらっておいしいって言ってもらうと幸せを感じる人

・自分が作りたい料理を作ってそれを食べるのが幸せを感じる人

・いい感じのゆで卵が作れた時に幸せを感じる人

・研究対象としてカレーを作ることに幸せを感じる人


様々なパターンを聞いていくうちに、自分になかった幸せの視点が増えて続けたり楽しんでいくうちに自分にとっての幸せに追加された!ということもあって、なかなかいいのです。



改めて、みなさんにとっての「幸せ」は何でしょうか。年末年始のこの時期は一年の振り返りや抱負を考える機会もあるかと思いますが、もしよかったら合わせて考えてみて頂けたら幸いです!


みなさん一人一人にとっての幸せに満ちた一年になりますように!



余談ですが「幸せ」に関する楽曲はたくさんあるかと思いますが、皆さんは何の曲がお好きですか?

私が今回ずっと聞いていたのはこちらの曲です!名曲ですね…!















ここまで読んでくださりありがとうございました。

今年もまたよろしくお願いします!




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