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【思考方法の提案①】自分を肯定することが難しい人へ


みなさんおつかれさまです!
相変わらず気温差の激しい毎日ですね…。
私は寒くなるとクラムチャウダーを作ったり食べるのが好きで、最近は生活圏内にあるサンマルク、モス、エクセルシオールには大変お世話になっています。
みなさんは、いかがお過ごしでしょうか?

今回は、ひとつの思考方法の提案をしたいと思います!それは、YOKU STUDIOでもお馴染み(?)の「二項対立」をあえて立てて考えてみようというものです。





【二項対立】 《dichotomy》論理学で、二つの概念が矛盾または対立の関係にあること。また、概念をそのように二分すること。内側と外側、男と女、主体と客体、西洋と非西洋など。二分法。

コトバンク/デジタル大辞泉





昨今「二項対立」、「0か100か」、「白黒思考」などの言葉や考え方を日常やビジネス面でも耳にするようになりましたよね。またそれらは考え方が極端になってしまうため避けましょう、意識して改善しましょうというような風潮があるように感じます。


そんな中今回提案したいのは、あえて二項対立を立ててみることによって、見えてくるものや選択肢が広がるかもしれませんということです。


私自身もそうなのですが、自分に関しては考えが偏りやすくなかなか肯定が難しい人、自己否定が強い人、ネガティブな方面に思考停止してしまう人(素直な気持ちに鈍感である、本心を採用しづらい、抑圧しがちetc.)や、そうでない人も使える思考方法かもしれません。


ちなみにこの考えは、私が敬愛してやまない国民的アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の2007年以降の作品である『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』(以下『ヱヴァ』)のサブタイトルからヒントを得ました。『ヱヴァ』全4部作の全てに英語のサブタイトルがついており、特に今回注目したいのが1〜3作目となります。






・1作目『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』のサブタイトル 

「YOU ARE (NOT)ALONE」  

→YOU ARE ALONE/YOU ARE  NOT ALONE  

→訳「君は一人だ(一人じゃない)」(余談ですが「YOU ARE  NOT ALONE」というフレーズには「そう思ってるのは君だけじゃない」、「そう感じている人は他にもいる」という意味もあるそうで…いいですね…)


・2作目『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』 

「YOU CAN (NOT)ADVANCE」  

→YOU CAN ADVANCE/YOU CAN NOT ADVANCE  

→訳「君は進むことができる(進むことができない)」 (進む=成長でもいいかもしれません)


・3作目『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』 

「YOU CAN (NOT)REDO」  

→YOU CAN REDO/YOU CAN NOT REDO  

→訳「君はやり直すことができる(やり直すことができない)」






いかがでしょうか?

お察しの通り、サブタイトルにNOTがあるかないかによって肯定と否定のキーワードが立ち上がります。


ここで、実例をみていきましょう。

私事ですが、今年に入って転職活動をしまして(仕事を増やしたに近いでしょうか)その時の事です。流行り病の影響もあってか働き方の形や条件の幅が広がり、その多様多種さに圧倒されつつ、私は主に下記で悩んでいました。






①経験のある長く携わっていた分野にするか

②メインではないが短期間や一部携わっていた、もしくは仕事的に関わりがあった気になる分野にするか






(両方の求人見たりアプローチをかけていたのですが)①であれば、経験や実績があるので個人的にもアピールがしやすく、受かる可能性が高い気がする。でも正直あまり気がすすまない。

②であれば、以前①の仕事をしながら関わる機会の多かった分野なので経験はなくはないが…アピールするにはいまいち自信が持てない。でも仕事内容的にも気になっている。


気になっている理由の1つとして、前社で上司との面談の時に希望があればもしかしたら①から②へ部署異動ができる…?という機会がありました。


当時①の仕事が人手不足で非常に煩雑で忙しく、他にも様々な要因で私自身の気持ちの余裕がなく、本当にできるのか?ということもあり話が流れたことがあったことも一因だと思います。


そんな心残りもありつつ、結局その会社は体調不良で円満とはいえない退社をし、その後も療養をし働きながらもぐるぐる考えては大きな行動をなかなか移せないという期間がありました。


それを経てキャリアを長期的な視点で真剣に考えてみたいと考え始め、『ヱヴァ』を観直した時に作中のキャラクター達に共感しながらも、上記で挙げたサブタイトルを改めて見て自分に当てはめてみようと思ったのです。




①経験のある長く携わっていた分野にするか

②メインではないが短期間や一部携わっていた、もしくは仕事的に関わりがあった気になる分野にするか




②の興味を持っていた仕事に対してと、スムーズな退社ができなかった失敗(という認知)からの今後の働き方について、「YOU CAN (NOT)REDO」「君はやり直すことができる(やり直すことができない)」を参考にしてみると…





・YOU CAN NOT REDO(やり直すことができない)

・面談でせっかくの機会を逃してしまった過去

・職歴に傷をつけた気がする、働いてはいたが正社員という雇用としての空白期間がある

・体調不良になったのもきっと管理能力がないせい(就職してもそこでまた迷惑をかけてしまうかもしれない)

・未経験OKとうたっていても中途採用は即戦力が必要(実際にエージェトの方にそう言われたことがある)、そのため、「やってみたい」気持ちがどこまで通じるのか、それだったら受かる可能性が高い方が…etc.



(ひどいうじうじ加減です。たらればや先取り不安、通説などの情報でぐるぐるしていますね。ですが当時の私にとっての本音に近いところなのだと思います)






・YOU CAN REDO(君はやり直すことができる)

先ほど述べたNOTを認識すればするほど、自分が勝手に断定してしまっているようなことや肯定することの難しさへの違和感に気づきます。


・例えば面談で希望を言っていても、異動できたかもしれないしできなかったかもしれない。

・そもそも何がそんなに気になるのか、気になることはやってみる性分なのに何ができなくさせているのか。

・面接や書類でアピールすることがない…私は何をしていたんだ?と漠然と思っていたことも、徹底的に自分がやっていた仕事、スキルというと大袈裟ですができることを書き出してみると予想より書けたりする。

・プロや専門的な機関に相談してみたり、年齢や関係性問わず様々な人に話を聞いてみようと自分の内から外に足を伸ばしてみる→意外といけるのでは…?という不思議な感覚になりました。






それは、ネガティブな状態から私ならできる!やり直せる!というような一発逆転のポジティブな転換というよりは、石橋を叩きまくっていた思考停止状態から一歩踏み出して確かめられたというような状態に近いかもしれません。


このように「二項対立」をあえて立ててみることで、それぞれなぜそうなのかが出てくる、本当にそうなのか?という問いがうまれ、実は両方の項目をまたがっていたことがわかったりします。


そして私は肯定や否定を行き来しているうちに何かが吹っ切れて、わからないことは確かめてみよう、やってみたらわかるという行動力に繋がった印象があります。

とはいっても、自分だけの思考には限界があるので、時には人を頼ることも本当に大切だと実感しております。人の発言や価値観を取り入れたり、一度は横に置いてみて後々取り入れてみたり。そして行動した上で、その都度立ち止まって考えてもいいし、動きながら考えてもいいと思うのです。


そのおかげもあって、転職活動の結果としては上記の①と②の経験を活かせるような②寄りの仕事に着くことができ極端な思考にならないままでこれからどうしていくか考えていけたらと思います。


ぜひご自身がしっくりくる文言で実践してみてくださると嬉しいです。(今回の場合ですと、私はやり直したいか/やり直したくないかとかもいいかなと思いました!)ここまで読んでくださり、ありがとうございました!次回はこの考え方を使って「幸せ」について考えてみたいと思います。




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