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「欲、育てよう」②
こんにちは!マルです。
私が子育てを通して経験してきたことや、YOKU STUDIOで学んだことを活かして毎日を過ごしていくことで、子どもたちが変化したことなどを書かせていただく、「欲、育てよう」の連載第2回目です!
翔哉さんが以前からお伝えしている、YOKU STUDIO的療育の当事者側としての内容でもありますので、同じような立場の方がいらっしゃいましたらぜひ一例としてこういうパターンもあるんだ〜と、ご参考にしていただければと思います。
療育と書いていますが、YOKU STUDIOがテーマとしている「欲、育てよう」の考え方は、子どもの発達に問題があろうが無かろうが、親が自分軸で過ごす大切さは同じだということです。十人十色の子育てがある中で、定型発達(発達に問題がない)の子の親御さんがこの記事を読んでくださっても、きっと共感していただける部分があると思います。
・思い込みの強さが引き起こす問題
前回は私のざっくりとした自己紹介や性格を書きました。なぜ書いたかというと、この経歴、経験(過去の記憶)がとても重要になってくるからです。
幼少期から《THE 真面目》女子の私。昔から自分の中で、長所でもあり、短所でもあると思っていました。
長所→周りから信頼してもらいやすい。
短所→柔軟性に欠ける。
前回の投稿では、《THE 真面目》な私は悪いことのような文面で書きましたが、私は真面目なこと自体は悪いことだとは思っていません。
ただ、以前の私は真面目過ぎたのです...苦笑
・◯◯しなければならない。
・◯◯するしかない。
など、些細なことに思い込みや固定概念がとても強かったのです。
私は、人間がメンタルを崩すときのパターンは大きく分けてこの2つだと思っています。
①解決方法が1つしかないとき。
②解決方法が何パターンかあるが、全部やりたくない。気持ち的に全てイヤで結局八方塞がりな状態。
思い込みの強い私は、幼少期の頃からこの状態に近く、何か問題が起こると自分の中で考えに考えるのに、結局答えがでない…という感じでした。
・YOKU STUDIOでのワーク
ここから急にスピリチュアル感が出てきますが… まず、自分を深く知ることから始まりました。
《深く知る》というのは、顕在意識(自分で認識できる意識)ではなく潜在意識(無意識の領域の意識)で自分はどう思っているのかということです。
無意識なのにどうやって知ることができるの?という感じですよね。笑
みなさまはオーリングテストという言葉をご存知ですか?
オーリングテストは自分自身の身体を使って行う診断(判断)法で、指の力の入り方によりYesかNoかがわかります。
これは自分では無意識に力に表れるため、自分の潜在意識がわかるのです。
ですが、自分で行うのは最初は難しいため翔哉さんにやっていただきました。
YOKU STUDIOでのワークを大まかに言うと、オーリングテストで自分の概念(思い込み)を正確に出し、それを捨てることで、自分の許容範囲が広がり「まぁ、いっか!」と考えられることが増え、何か問題が起こっても選択肢をいくつか出すことができ、抵抗感なく決断でき、結果的にストレスを減らすことができる。ということです。
では具体的にどう行った流れでやるのかというと!!
毎日生活していて、こういうときイラッとしてしまうとか、モヤモヤするという出来事などを上げていきます。
そして、オーリングテストをして自分と対話をして、何故イラっとしたりしてしまうのか、何故自分はそういった思考になるのかを追求していき、概念を出していきます。
それと同時に、概念は過去に自分が経験したことか、当事者ではないが周りで起きたことを見聞きしたことで生まれるため、過去の記憶を遡っていきます。
・概念(思い込み)の解除
私は昨年まで専業主婦でしたので、子育て、家族中心の生活でした。その中で、大半がKくんについての悩みや迷いで占めていました。
Kくんの、できていない部分を見て腹が立ったり、このまま大きくなって大丈夫なのだろうかという不安、自分の母としての未熟さばかりを考える日々。
そういった私の日々のエピソードを翔哉さんに伝えて、アドバイスをいただきながら概念を導き出していくと…
私の場合、自分にとって大きな影響を与えていた概念は、子育てや対人関係、あらゆる物事を「分析、予測をする。」ということでした。
世間ではよく陰と陽と言っていますが、概念にも陰と陽があるようで、翔哉さんが言う陰は、他者が関わっている概念や外側へ放出する感情。陽は、自己に関する定義や気持ちの収縮。
この場合、陰は「分析、予測通りにならないと苛立つ。」なぜその概念になったかというと… ↓
①私が他者の性格や行動パターンなどを理解しておけば、争いは起きない。
②人と助け合いながら生きていくべき。と思い込んでいたのです。でも、そうならないから苛立つ…
①の「私が他者の性格や行動パターンを理解しておけば、争いは起きない。」と思うようになったきっかけは…
社会人になり初めての職場で、その場に居ない人の陰口をみんなで言い合っていたという経験をしたことで、この人はこういう場合に悪口を言う。この人にはこうしたほうが適切な距離を保てる。など、私の中で他者を分析し把握することで不安や争いを回避できると学んだ経験をしたことでした。
②の「人と助け合いながら生きていくべき。」は…
私が出産をして子どもを連れて歩いていたりすると、困ったときに周りの方々が助けてくださり、とても有り難かったという記憶によって、自分も他者に協力しなければいけないという気持ちと、他者が自己中心的なことをした場合に苛立ってしまうという感情になったからでした。
では、陽について…
この場合、「分析、予測できないと不安。」となります。
では何故、分析、予測をしないと不安になってしまうのか… ↓
③自分に自信がないため、予想外のことが起きたときに自分は対処する能力がない。
④人間は理性があるから、感情を制御でき頭で考えることができるはず。と思い込み、分析できない事柄に対しては不安になってしまう…
③の「自分に自信がない。」過去の経験は…
私が小学生のときにいじめられて、仲間外れにされても独りでいる勇気が持てず、そのグループから離れられず自分はなんて惨めなんだろう…と思いながら過ごした経験から作られた概念でした。
④の「人間は理性があるから、感情を制御でき頭で考えることができる。」は… ニュースなどで重犯罪の話題を見聞きする度に、どうして感情をコントロールできないのだろうと思っていた経験で作られた概念。
この①〜④の思い込みを持っていたために、Kくんのトリッキーな行動がとても気になり、私の中で重大な問題として考えるようになり、Kくんの子育ては大変だと認識してしまっていたのです。
ですが、上記の概念を作った過去の経験を、出来事を忘れるのではなく、そのときに感じた悲しみやイヤな感情を受け入れた上でその感情を取り去るということをしていきました。すると、自分でも驚くほど過去の記憶がまるで違った印象になり、当時のことを思い出してもモヤモヤが無くなり、何とも感じなくなったのでした。
次回は、私の概念を取ったことによって、Kくんがどう変わったのかを書いていきます。急に終わってしまいすみません笑来月もぜひご覧くださいませ!