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「イマジン」は、現代版「悟り」の曲だった⁉︎  〜 「統合」ってこういうことかも?名曲6選 〜


前々回、前回と、スピリチュアル的に重要な概念である「統合」の感覚を表現した楽曲を紹介してきました。

今回は、前回紹介しきれなかった、ジョン・レノンの「イマジン」を取り上げます!

言わずと知れたこの名曲。

発表から50年が経った今も世界中で愛されており、昨年の東京オリンピックの開会式でも歌われましたね。


世界平和を祈るまさに「ラブ&ピース」のテーマである一方、どこか現実離れした理想論の歌、という印象が持たれていることも否めません。


でもこの「イマジン」、よくよくその歌詞を分析してみると、スピリチュアル的「統合」に近づくための、かなり実際的な方法論が示されているんです!


この楽曲こそ、二元論を超えた境地としての、現代版「悟り」へのプロセスそのものなのかもしれません…!








・「天国」ではなく「いまここ」を見つめる


 



Imagine there's no heaven It's easy if you try No hell bellow us Above us, only sky Imagine all the people Livin' for today

(想像してごらん 天国はないと  試してみれば簡単だよ  僕たちの下には 地獄なんてないし  上には ただ空があるだけ  想像してごらん あらゆる人々が  ただ今日を生きていることを)※拙訳





 

「イマジン」は、あらゆる人が幸せに過ごせる、天国のようなユートピアを夢想した曲のように受け取られがちです。


しかし実はジョン、最初に「天国はない」と明言しているんですね!


「天国」と「地獄」という区分は存在しないんだ、


そして、ただあらゆる人々が、同じ空の下に生きていることを想像してごらん、と彼は言います。



ここで、彼が呼びかけているのは、まさに「統合」の状態をイメージすることなんです。


「光」と「闇」を分けて考えて、「天国」に憧れたり、「地獄」を蔑んだりすることもせずに、ありのままに自分が生きる「いまここ」を見つめる。

そして、自分と同じように、あらゆる人が「いまここ」を生きていることを「想像」してみる。

この「想像」によって、自分だけの殻のなかに閉じこもった意識に、他者が入り込む余白が生まれます。

つまり、彼が呼びかける「想像」こそ。

過度なエゴイズムや自己犠牲に走らずに、自分も他者も同じように大切にできるような、リラックスした「統合」のマインドを作る鍵なんです。



・「想像」から世界を変える


 


Imagine there's no countries It isn't hard to do Nothing to kill or die for And no religion, too Imagine all the people Livin' life in peace

(想像してごらん、国などないと  難しいことじゃないよ  殺したり殺される理由もなく  宗教だってない  想像してごらん、あらゆる人々が  平和のなかで生きているのを)






 



続いて歌われるのは、国境もなく、戦争もなく、宗教もない、平和な世界のこと。

いきなりスケールが大きくなったような気がしますが、ここで重要なのはまず、やはりそのような状態を「想像」することが呼びかけられていることです。

つまり、いきなり「平和な世界にしよう!」とか、「戦争をなくそう!」とか、「世界国家を樹立しよう!」とか、現実化しそうもない壮大な目標を立てることは必要とされていないんです。 大事なのは、あくまで「想像」。

しかも、そのような「想像」は、「いまここ」を生きる自分と、そして同じように「いまここ」を生きる多くの他者を認める、「統合」、あるいは「悟り」のマインドの延長線上にあるものです。


つまり「想像」により、私たち一人一人の意識が変わり、世界への見方が変化するなかで、そのような理想的な状態も、無理なく想起されるようになる、という道筋が、ここで示されているように思うのです。

世界平和が、「現実化しそうもない理想」から、「自然に想像できる状態」へと変化した時に、それがはじめて実現する可能性を持つのだということを、この詞は伝えようとしているのではないでしょうか?



個人の「想像」こそ、世界を変える契機。

これはかなり、現代的なスピリチュアルの考え方に近いと言えます。


・ひとりひとりの「想像」の力


 

You may say I'm a dreamer But I'm not the only one I hope someday you'll join us And the world will live as one

(君は僕を夢想家だと言うかもね  でも僕は一人じゃない  いつか君も仲間に加わって  世界は一つになるんだ)





 

「君は僕を夢想家だと言うかもしれない」


たしかにジョンには、「夢想家」のイメージが付きまとうことはたしかです。

けれども、彼が偉大なのは、むしろその「想像」の可能性を説いたことにあるのではないかと思うのです。



ひとりひとりが、「想像」の力によって、「統合」的マインドを手にしたとき、その人にとっての世界の見え方が変わる。


すると、ひとりひとりの行動が変わり、そこから自然に発生したコミュニティーが、現実を変えていく。


このような「想像」の力を理解していたジョン・レノンという人物は、けっして夢想家ではなく、むしろ堅実な行動者だったようにも思えます。

暗く閉ざされた家の窓を開けて、明るい光に満ちた空間を作っていくオノ・ヨーコの姿が印象的な「イマジン」のMV。

ここにも、ひとりひとりの意識の変化こそが、世界の大きな変化の鍵となっていくのだ、というメッセージが込められているのではないでしょうか?








(それにしても、ヨーコの存在感がすごすぎる…

最後、ヨーコがジョンをじっと見つめて微笑むシーンが可愛らしくて、お気に入りです)





いかがでしたでしょうか?

「イマジン」の再解釈によって見えてきたのは、そこに現代スピリチュアリズムにおいて重視される「統合」、あるいは「悟り」のプロセスが、明確に示されていたことでした。

ぜひ皆さんもこの曲を聴いて、ジョンとヨーコのようにリラックスして自分の心の窓を開け、「統合」・「悟り」のマインドに近づいてみてくださいね!