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「アセンション」って、結局どういうこと?


ここ最近、「ライオンズゲート」という言葉を耳にした方はいらっしゃいますか?

「ライオンズゲート」とは、地球と宇宙との間にある高次元エネルギーの扉。7月26日から徐々に開きはじめ、8月8日前後に最大に開き、8月12日に閉じるとされています。



占星術の考え方においては、8月8日ごろは、太陽が獅子座の15度、つまり獅子座の頂点に来るとき。


そのため、宇宙から降り注ぐ太陽のエネルギーが増し、宇宙との結びつきが強まることで、様々な影響がもたらされると考えられています。


とくに、私たちがいま生きているこの時代は、「目覚め」「アセンション」へと向かっていく流れにあり、宇宙との一体化の感覚を獲得しやすい時代だとされています。


だからこそ、今回、「ライオンズゲート」の開放によるエネルギーの変化が敏感に感じとれたという場合もあるかもしれませんね。


しかし、そもそもの話として、「アセンション」って、一体なんなのでしょうか? 


実は、その定義はとてもあいまいです。


また、「アセンションしないと地球が滅亡する」といった終末思想や、「アセンションした人々だけが生き残る」といった選民思想と結びつけられて語られることも多く、時にすこし怖い印象をもたれがちな言葉でもあります。


そこで今回からは、「アセンション」をめぐる思想の歴史を踏まえながら、YOKU STUDIOが考える「アセンション」の意味を綴っていきたいと思います!




・「アセンション」=次元上昇

「アセンション」(英:ascention)とは、「上昇」の意味で、キリスト教ではキリストの昇天を指す言葉でもあります。


スピリチュアルの世界では、「次元上昇」を意味します。


私たちが、そして私たちが住むこの地球そのものが、より高次元的な存在へと変化していくことが「アセンション」です。


「高次元的な存在へと変化していく」、と言われても、あまりピンとこないでしょうか?


簡単に言えばそれは、私たちが個の存在でありながら、巨大な宇宙の一部であることを自覚した状態になることです。


三次元的な物質世界としての地球に、それぞれの肉体を持って生まれた時点で、私たちは多かれ少なかれ、「分離」の意識を抱えていたと言えます。


その「分離」の意識、そしてそこから生まれる、ネガティブな感情性と結びついたエネルギー(地球的周波数)が、自分↔︎他者、味方↔︎敵、正義↔︎悪といった二元論を作り出すことにつながっているわけです。


ドラマティックに感情を揺さぶる、このような二元論に、私たちは知らず知らずのうちに馴染んでしまっています。


けれどそれは、私たちが物事をフラットに認識し、お互いを尊重し合うかたちで他者と結びつきながら、この世界で自分の可能性を最大限に生かしていくことを、はばむものなのです。


二元論的な「分離」の意識を乗り越えて、「統合」にいたること。それこそ、多くのスピリチュアリストやチャネラーによる、「アセンション」の定義に共通している点です。


「アセンション」とは、私たちが宇宙の一部であるという、ある意味メタな視点を持ちながら、自他の区別がないような「統合」の意識で、日々の生活を最大限に楽しめる状態になることなのではないでしょうか。



・「フォトンベルト」説と「アセンション」

しかし、先に述べたように、「アセンション」という言葉には、どこか都市伝説的なゴシップの要素がつきまといます。


たとえば、1980年代前後から隆盛するニューエイジ運動において注目された「フォトンベルト」説。


その説を概説すると以下のようになります。



 

…天の川銀河における太陽の公転軌道に直交するように、フォトン(光の粒子)の巨大な輪が存在している。


太陽が天の川銀河を一周するのにかかる時間は2万4000年なので、太陽系は1万2000年ごとにフォトンベルトに入ることになる。


フォトンベルトに入った時、地球とそこに住む人類は、大きな影響を受けることになる。それが「アセンション」である。…



 



2012年は、地球がフォトンベルトに入る時期であると考えられ、それがマヤ文明の長期暦の区切りと符合する、という情報もあいまって、当時は「アセンション」言説、そしてそこに結びついた地球滅亡説が、非常に盛り上がることになりました。


1万2000年前、かつて地球がフォトンベルトに入ったことをきっかけにアトランティス文明が滅亡した、という考え方から、このような思想が生まれたと思われます。


つまり、フォトンベルト説と結びついた「アセンション」の考え方からは、アセンションに失敗すると地球は滅亡する、あるいは選ばれし者たちだけが生き残る、という、終末思想や選民思想が生まれがちなのです。


しかし現在、天文学的には、フォトンベルトの存在はかなり信憑性の低いものと考えられており、太陽の公転周期自体、2万4000年ではなく、約2.4億年と推定されています。



参考:国立天文台ウェブサイト https://www.nao.ac.jp/faq/a1006.html 「天文学辞典」(公益社団法人 日本天文学会ウェブサイト) https://astro-dic.jp/galactic-rotation/


・「アセンション」は、恐れるものでも特別なものでもない


YOKU STUDIOは、このような都市伝説的な「アセンション」言説、とくに終末思想や選民思想と結びついた言説からは距離をとって、「アセンション」というものを考えたいと思っています。


「アセンション」というドラマティックな現象が、ある時期に必ず到来するということを、確定的な出来事として捉え、そこに一喜一憂するということは、まさに「統合」の反対としての「分離」にむかう運動のように見えるからです。


「アセンション」とは、あくまで宇宙や地球のバイオリズムと連動した、私たち人間それぞれの、スピリチュアル的成長の契機。


「アセンション」を過度に恐れることも、特別視することもなく、自分や他者、この世界、宇宙への新たな向き合い方の可能性への開かれとして、それを楽しむ態度が、大切なのではないかと思います。